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京野菜と京料理|京慈姑(くわい)
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
中国から来たクワイ。931年〜938年頃の史料に「久和為」と記されています。
サトイモの仲間・クワイは「鍬芋」の略です。
葉が鍬の刃の形で、葉と葉柄が「二刃鍬」に似ているからだとか。
また、漢字で「慈姑」と書くのは、一つの根に沢山の子が付き、
子供を慈しみ哺乳する母(姑)の姿に見えるからだそうです。
京の地にクワイができたのは、天正14年(1588年)頃。
豊臣秀吉が作った御土居(土塀)近くの湿地帯に植えた、
朝鮮産のものが始まりのようです。
現在市内ではほとんど栽培されず、
京都府南部・南山城村で受け継がれています。
<お味は?>
炭水化物が多く、ほぼデンプンです。
他にカリウム・ビタミンB・リンも含んでいます。
甘味と、ユリ根のようなほろ苦さがあり、
煮物ではほっこりした食感が味わえます。
濃い藍色のものが良い品質とされています。
「よい芽が出ますように」と願いを込めた、
京都のおせちで大活躍する縁起の良い食材です。
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