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京野菜と京料理|海老芋(えびいも)
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
えびいもは里芋の一種で、京都で江戸・安永年間に栽培され始めたそうです。
別名を「京いも」「九条いも」といいます。
海老のような湾曲した形と縞模様からえびいもと呼ばれるようになりました。
「唐芋」を種芋に、海老の形になるよう育て、
親芋以外の子芋と孫芋を食べます(子芋でも1つが300g位あります)。
親芋1つに子芋が10個位、子芋に孫芋が5〜6個位できます。
孫芋は1つが50g位で、小ぶりだと里芋として流通します。
里芋は、芋類の中でも低カロリーでデンプン質に富み、消化吸収も抜群です。
塩分排出に働くカリウムも多く含むため、高血圧の予防効果も期待されています。
<お味は?>
えびいもは煮崩れせず、その甘みと粘り気で、味の良さに定評があります。
一般の里芋とは違い、高級食材で子孫繁栄の縁起物として愛されています。
葉柄は芋茎(ずいき)として食されます。
京都では毎年秋に、ずいきや他の野菜で作った神輿を祭る『ずいき祭り』があります。
村上天皇の時代(946〜967年)に始まり、
応仁の乱で途絶えた後また復活し、現在まで続いています。
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