京野菜と京料理|京みょうが
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
さかのぼること江戸時代末期(約150年前)、
桃山江戸町(現在の伏見区桃山)に茗荷屋平兵衛という農民がおりました。
彼が豊富な地下の湧水を使い、みょうがを人工的に栽培することを
考案したのがルーツだそうです。
京みょうがの芽は30㎝と長く、太さは1~1.5cm位、
重さ20~40g程のものが春と秋に出荷されます。
茎の色は黄色未を帯びた地色で、
節ごとに美しい紅の濃淡色が先端まで繰り返されます。
現在、京みょうがの栽培は都市化等で栽培面積も減少しました。
しかし京都市の桃山御陵地区や城陽市では、
今も湧出する地下水を利用した栽培が続けられているということです。
<お味は?>
香りがよく、風味やわらかで、シャキッとした歯ごたえ。
独特の香りの成分は、α-ピネン類といい、眠気を覚ましたり、
消化の促進や集中力を高めるといわれます。
辛味成分には、口内炎やのどの炎症の予防にも効果が期待されています。
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