京野菜と京料理|桂うり
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
桂離宮で知られる京都市西京区の桂一帯で大変古くから作られてきたそうです。
大越(おおしろ)うりを栽培する中から、
特に品質が良い大型のうりだけを選んで栽培していたといわれています。
元和3年(1617)には智仁親王が川遊びやうりを見るために
西京区の桂に訪れたと文献に残っていて、それ以前から栽培されていたとみられます。
<お味は?>
白うりの一種で果皮は緑白色。果肉は緻密で弾力性に富み、芳香とほのかな甘みがあります。
形が崩れにくく、そのパリパリした食感が魅力で漬物には最適な品種とされ、
浅漬け・奈良漬け・ぬか漬けなどで利用されます。
うりにはビタミンCが非常に多く含まれており、その量は冬瓜の3倍、きゅうりでは10倍も。
カロチンやビタミンB1などももちます。
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