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京野菜と京料理|鹿ヶ谷かぼちゃ
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
江戸時代に、東北旅行の土産として持ち帰られた菊かぼちゃが、
栽培されるうち突然変異をおこして、今の形になったといわれています。
<お味は?>
肉質が緻密で粘質があり、煮炊きしても形が崩れません。
味はあっさり淡白でも、高い栄養価です。
成人病の予防効果が期待されるリノレン酸が、
普通のかぼちゃより6〜7倍も多く含まれています。
ガンの発生を抑制する効果があることも分かってきました。
ビタミンC・ミネラルも豊富です。
このかぼちゃを夏に食べると、中風にならないという言い伝えもあります。
毎年、夏になると左京区・鹿ヶ谷の安楽寺では、
中風除けを祈願した『鹿ヶ谷カボチャ供養』が行われ、参拝者に振る舞われます。
主産地は現在は綾部に移りましたが、
形の面白さから置物や茶席の装飾用・花材や画材としても使われています。
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