京野菜と京料理|青味大根
京野菜とは京都府が認定した野菜品目です。
1987年の開始以来、現在で41品目の野菜が認定されています。
<ルーツ>
今は絶滅してしまった郡大根(こおりだいこん)をご先祖様にもつ、青味大根。
誕生したのは、今から約150年前だそうです。
京都では昔、きゅうりを食べない風習がありました。
八坂神社や吉田神社の末社、今宮社の紋章に似ているからという理由だったので、
代わりの食材にと青味大根が使われていたと言われます。
この大根は、根っこの中程くらいまでがきれいなグリーンと
残りの白い部分のツートンカラーをしています。
地上に顔を出して、光にあたった部分が鮮やかな緑色になるそうです。
<お味は?>
シャキッとした清々しい食感と大根の甘みが味わえます。
根の部分にはビタミンCとジアスターゼを多く含み、
葉にはカロテン・カルシウム・食物繊維がたっぷりです。
生食でも、さっとゆでても、ぬか漬けなどでも美味しくいただけます。
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