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京都の世界遺産|教王護国寺(東寺)
古都京都の文化財は、京都市、宇治市、滋賀県大津市にある社寺、
城の総称で、現在は17件が世界文化遺産として登録されています。
教王護国寺(東寺)
京都市南区九条町1
東寺は正式名称を教王護国寺といいます。
平安建都の際、都の南玄関・羅城門の東に作られた、国家を鎮護するという意味を持つ国立の寺院です。
平安時代の延暦15年(796年)、嵯峨天皇からこの寺院を託された空海(弘法大師)が、
唐の国で学んだ密教を生かし、日本初の密教寺院を誕生させました。
中世以降の東寺は、後宇多・後醍醐天皇や足利尊氏など多くの貴顕や為政者の援助を受け栄え、
空海の人気と共に「お大師様の寺」として皇族から庶民まで、広く信仰を集めました。
文明18年(1486年)に堂塔の大半を焼失しますが、
豊臣・徳川家らの援助で金堂・五重塔などが再建されました。
その後も幾度か火災に遭い、今や創建時の建物は存在しませんが、各建物の規模や、
南北一直線に整列する南大門・金堂・講堂・食堂の伽藍配置は、平安時代の面影を残しています。
京都駅周辺の建物からそびえたつ国宝・五重塔は、
高さ57メートルで、木造建築としては高さ日本一です。
宋の様式を取り入れた金堂(国宝)は、天竺様と和様を合わせた桃山時代の代表的建築です。
他にも講堂(重要文化財)、大師堂・蓮花門(いずれも国宝)など
見所も多く、境内は史跡に指定されています。
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