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京都の世界遺産|東山慈照寺(銀閣寺)
古都京都の文化財は、京都市、宇治市、滋賀県大津市にある社寺、
城の総称で、現在は17件が世界文化遺産として登録されています。
東山慈照寺(銀閣寺)
京都市左京区銀閣寺町2
正式名は東山慈照寺。室町時代後期に栄えた
東山文化を代表する臨済宗相国寺派の寺院です。
『銀閣』とは、8代将軍足利義政が1482年に山荘の東山殿に建てた
観音殿のことを指していて、
義政の祖父・3代将軍義満が建てた金閣と対比されて使われる通称です。
金閣・飛雲閣と並び『京の三閣』の内の一つで国宝です。
平面は長方形で正面8.2メートル、
奥行は7メートルの重層・宝形造・杮(こけら)葺です。
初層の「心空殿」は住宅風、上層の「潮音閣」は
方3間(柱間の数が正面・側面とも3つ)の禅宗様(唐様)の仏堂です。
通称金閣の鹿苑寺舎利殿は金箔貼りですが、銀閣(慈照寺観音殿)に銀箔はありません。
「銀箔貼りの予定が幕府の財政事情で断念」
「銀箔貼りの前に義政が他界」等色々言われています。
慈照寺の庭園は、贅沢な建材に加え、沢山の名石・名木を配してあります。
茶道と禅宗文化が土台である当時の東山文化から考えると、
当初より銀箔貼りの予定がなかった可能性も高いです。
「銀箔貼りだったのが剥がれ落ちた」説もありますが、
2007年の科学的調査で、創建時から銀箔は貼られていない、
と明らかになりました。
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