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京都の世界遺産|苔寺(西芳寺)
古都京都の文化財は、京都市、宇治市、滋賀県大津市にある社寺、
城の総称で、現在は17件が世界文化遺産として登録されています。
苔寺(西芳寺)
京都市西京区松尾神ケ谷町56
天平年間(729年~749年)に、行基が創建したと伝えられる古刹です。
その後、荒廃したこのお寺を、暦応2年(1339年)に
当時の高僧で造園の名手である夢窓国師が、禅寺として復興しました。
現在の境内を覆い尽くす約120種の苔。
その美しさは、一面に緑の絨毯を敷き詰めたようで、苔寺とも呼ばれます。
庭園は、史跡・特別名勝指定を受けています。
上下二段構造で、上は枯山水、下は池泉回遊式。
黄金池は「心」の字を描いています。
庭園内の茶室・湘南亭は、重要文化財に指定されています。
このほか、境内には高浜虚子の句碑や、大佛次郎文学碑などもあります。
当時は今のように苔は生えておらず、
元は枯山水だった庭園を苔が埋め尽くすのは江戸時代末期以降のようです。
すぐ近くに川が流れる谷間があるという地理的な要因が大きい、といわれています。
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